通常、税務調査の流れは、申告書提出後一定の対象事業所に調査官から事前通知があり、経営者を補助する形で顧問税理士が対応し、最終的に様々な指導や修正申告の勧奨などを受けて、ようやく終了する運びとなります。

一方この間税務署では、調査先の選定と各問題点を抽出し、事前調査を行い、そのうえで調査に着手します。調査後は結果を復命し今後の処理方針について署内手続きを行います。

今回は、数々の署で署長を務められた小倉敏郎税理士と共にこうした税務署の舞台裏・こぼれ話を事例を交えつつ、お話し致します。