（松川　光芳）

先々週の金曜日に、秋の防犯パトロールをしてきました。
夜の8時に駅前に集合し、地区ごとに分かれて、1時間ほど自転車で見回りをします。

途中で寒くなってきたので、一人だけ自転車を止めて、ジャンバーを着ていると、一人の女性が近づいてきました。私に、「ちょっと聞いてくれますか。」と言って、この辺の駐車場を借りているのだが、駐車場の前の道に違法駐車をする車が後を絶たず、出入りするのに困っていることや注意をしても、たばこを吸いながら平気な顔で無視されることなど色々と話をされました。

「私は防犯委員で、警察ではないので、直接警察に言って下さい。」と言いましたが、それでも、かなりうっ憤が溜まっているようで、延々と話をされていました。しばらくして、一緒に回っていた防犯委員の一人が、私がいないことに気づき、戻ってきました。そこで、その女性もやっと話すのをやめてくれました。

それから、私がその場を立ち去るときに、その女性が、「話を聞いてもらって、ありがとうございました。気分がすっとしました。」と言って頂けました。何も問題が解決したわけでもなく、話を聞いただけでしたが、なんだかとてもいいことをしたような気分になりました。