大野会計ブログ

福寿

2013.01.04

大野会計ブログ

(大野 圭代)

昨年末のことです。

東京にいる娘から主人にメールが入りました。

「…珍しっ!」

よほどの用事が無い限りメールや電話をよこさない、こちらから連絡を入れてもなかなか返事もよこさない、モノグサ娘からです。

どうやら「よほど」のことのようです。

 

「お父さんの大好きな「福寿」ね、先日の山中教授のノーベル賞授賞晩餐会でふるまわれてから大人気だってさ!品薄になってるって!!」

 

「福寿」とは、主人の大好きな日本酒で、いつもお正月用に純米大吟醸を蔵まで行って買います。とってもフルーティでコクがあり本当に美味しいのです。

 

さっそく蔵元に電話して確かめたところ、残念ながら主人の買ういつものは売り切れとのこと。落胆しながらも一つ下のランクのを予約してすぐに向かいました。

 

「あ~残念…。もっと早く買っとけばよかった~(泣)」

 

ところが、行ってみると蔵の店長さんが主人を見て、

「あ、あのお電話は大野さんだったんですか!」

とこっそり奥から出してきてくれました!!

 

というわけで、無事今年のお正月にも「福寿」でお祝い出来ました。

娘もご満悦です。

「やっぱり福寿は美味しいねえ。」「うん。美味いなあ。」

実は娘も大の日本酒好き。父と娘の唯一の接点が日本酒とは…トホホ。

飲んでも顔に出ず、二日酔いにもなったことがないという驚異的なアルコール分解酵素の持ち主です。(そんなに量は飲みませんが。)

 

さて、昨日飲みすぎてダウンしている主人を横目に、娘は出かけて行きました。

3年生のインターンシップで仲良くなった友達と飲み会だそうです。

「日本酒のおいしいお店に行くの!」

 

…どれだけ好きなん!