大野会計ブログ

アメリカ旅行

2018.08.22

大野会計ブログ

(大野 圭代)

 

今年の夏休みは、アメリカで暮らしている娘夫婦を夫と二人で訪ねました。

 

デトロイト空港まで娘が車で迎えに来てくれて、アナーバーという街にある社宅では娘婿がピザを焼いて待ってくれていました。この時点でアメリカに来たって感じがしました。(笑)

久しぶりの出会いに盛り上がった後、娘婿が働いている会社へ見学に。

花々の咲く公園のような広大な敷地にきれいな社屋、会議室の最新の設備や食堂にスタバが入っていること等に感動しきりです。

夜の9時ごろでしたが、外はまだ明るく、その日は皆でバーベキューパーティに出かけたそうで、社員さんはほとんど残っていませんでした。

(普段は遅くまで働くこともある、と言っていましたが。)

 

アナーバーでは車がないと生活できませんが、フリーウェイ(無料の高速道路)ではどの車も時速120キロ以上で飛ばします。しかもツメツメ。車間距離などお構いなし、少しでもあけるとシュッと入ってこられるのであけても一緒なのです。

コワイのなんのって。

見ていると他の車は傷だらけ、前のバンパーが外れたまま(!)のやボコボコにへこんだ車もあって、聞くとアメリカの人はそんなことは気にしないとか。車検もないとかで。

すごい顔の車を見て笑いながら、日本人と感覚が全然違うことを実感しました。

皆が乗っているのはたいていゴツイ感じのピックアップトラックで、その日がたまたま土曜日だったせいか、カヌーやキャンプ用品や、自転車を載せた車がビュンビュン走っているのを何台も見かけました。

週末はしっかり「家族とアウトドアで遊ぶ」のがアメリカ人、なのです。

娘たちも同僚の方々と一緒にしょっちゅうキャンプに行ったり魚釣りをして楽しんでいるようです。

どちらかというとアナーバーはのんびりした自然豊かな田舎町でした。

 

3日目は飛行機でニューヨークに向かいました。

ここはすごかった!

ものすごい数の人であふれかえり、肌の色も話す言葉も様々で、タイムズスクエアでは巨大なモニターが何枚も並んで美しいコマーシャル映像を流していました。

でも、車は気軽にクラクションを鳴らすし、喧騒と排気ガスと熱気と臭気でクラクラしました。

写真や映像では絶対伝わらない、湧き上がるようなエネルギーを感じました。

 

…と圧倒されながらセントラルパークに入ると、急に森が現れて、川が流れていて、馬が歩いているのですからその落差に仰天です。

人々も芝生に寝転がって日光浴です。この暑い時季に?皮膚は大丈夫?と普通思いますが、アメリカの人は平気です。

よくテレビ等で見るように、多くの人が寝転んでいました。

そして寝転がっているその横でリスが走っているのもびっくりでした。

ニューヨークに住む人はこれでバランスを取っているのですね。

セントラルパークはスケールが違います。

「自然まるごと切り取った」感がありました。というか、そこだけぽっかり残した?

木々の間から高層ビルが見えるところが意外と絵になります。

 

ロックフェラーセンターの67階の展望デッキから眺めたニューヨークの街はまた格別でした。

100年以上前に建てられた教会など歴史的な建物と、70年前に建てられたエンパイアステートビルディングをはじめとする高層建築が混然と一体になっていて、芸術や文化、技術や経済とかがギュギュッと凝縮された、濃密なエネルギーに溢れた街、ここが世界の中心なんだと改めて実感しました。

 

それにしても、物価の高いのには閉口しました。

ちょっとしたカフェに入るとミネラルウォーターが9.5ドル(1ドル約112円)、ペペロンチーノは30ドル、持ち帰りのサンドイッチはたった二切れで10.8ドルです…。

GDPがこの20年で2倍と成長を続けているのですから、当然なのでしょうが。

(日本はほとんど横ばい。物価が安いということは成長していないことなのですね…)

アメリカはカード決済がほとんどで、現金はホテルのピローチップぐらいでしか使いませんでした。

レストラン、タクシー、スタバでさえもカード払いです。

レストランでのチップもカード払いというのには驚きました。

日本のような電子マネーはほとんど無いようで、よく考えてみたらカードで十分。チャージが煩わしいですものね。

「少額でカードを使うのは憚られる」という遠慮はしないようです。

スーパーもカード払いで無人レジでした。もうすぐ日本もこうなるのでしょう!

 

今回の旅行はフライトが長い(12~13時間)のがネックとなり、行くことを決める前は少し迷ったりもしましたが、行ってみてよかったです。

文化や習慣、考え方の違いがいろいろあってとても興味深く、刺激になりました。

英語が全くダメな私達(「ミルク」を頼んだのに「ビール」が出てきたり。)でしたが、娘夫婦のサポートで本当に楽しく過ごすことができました。

 

あとは何でもかんでも気前よく使ったカードの請求が怖い!…だけ。