大野会計ブログ

3万回

2014.09.12

大野会計ブログ

木下洋子

朝たまたま見た情報番組に、車いすテニスプレイヤーである、国枝慎吾選手が出演していました。

 国枝選手が錦織選手準優勝した全米オープンの車イス部門で優勝していたことは知っていましたが、今シーズン年間グランドスラムを達成していたことは知りませんでした。しかも、ダブルスでもグランドスラムの3大会に優勝していたそうです。

2006年に世界ランキング一位になって以来、車イステニス界の絶対的王者という存在だそうです。そんなすごい日本人がいたなんて知りませんでした。

番組で試合の際の映像を流しましたが、力強いラリーの応酬と、巧みな車イスさばきで、想像していた以上の激しさでした。

また、国枝選手が番組で披露してくれました、車イスを早く、軽やかに自由自在に操作する技術の高さに驚きました。

錦織選手の快挙はもちろん賞賛すべきもので、私もとっても興奮しましたが、

国枝選手のことも、もっと報道してくれれば良かったのに、と思いました。

 

ところで、その国枝選手が番組のなかで印象的なことを言ってました。

不調な時の克服方法については、「基礎の反復練習を3万回します」と。

3万回やってようやく身体がその動きを覚えこむのだそうです。

確かに、3万回、と言い切ってました。誇張でなく、本当にそれだけやっているのです。

そういえば錦織選手も、マイケル・チャンコーチのもとで徹底した基礎の反復練習を繰り返しショットの精度を上げたのが、今回の快進撃の理由の一つでした。

反復練習・・、私が最も苦手とすることです。と、いうか今までやったことない・・・・。

実務上の知識についても、資格試験の勉強にしても、しばしば基礎に戻り、それを反復して固めることが、さらに知識を重ねるうえでの土台となるのかも知れません。

自分にとっての壁を乗り越える鍵は、この反復練習にあるような気がします。