大野会計ブログ
初めての苺大福
2013.01.21
大野会計ブログ
(木下 洋子)
今回初めてブログを書かせていただくことになりました。よろしくお願いします。
大晦日は夫の実家で過ごしました。
義弟一家も、5歳の姪と3歳の甥を連れて帰省していました。
賑やかな夕食の後に、私達が持ってきた苺大福をたべようとした時のことです。
3歳の甥が、苺大福を小さな両手で抱えるようにして私の横にやって来ました。ちょこんと正座をし、「どうもありがとう」とお行儀よくお礼を言うと、パックン、とワイルドに大福をほうばりました。
とたん、雷に打たれたように勢いよく私のほうを振り返り、びっくりしたように「す、すごくおいしいよ、これ!」と叫びました。
苺大福を食べたのは、生まれて初めてのようでした。
義弟夫婦が言葉が遅いと心配するくらいあまり喋らなかった子でしたが、雄弁に苺大福を称賛し始めました。とっても嬉しそうに飛び跳ねながら。
確かに、柔らかいお餅と甘い白餡、そして噛むと広がる苺の甘酸っぱさとのハーモニーときたら・・・。 三歳児にはさぞかし強烈な味覚体験となったことでしょう。
その後、私達が帰るまでに何度彼の口から「苺大福」という単語を聞いたことか。
この世に生を受けてやっと4年になろうとしているところ。これから沢山の初めてが待っていて、そのたびに全身で感動や驚きを表現するんだろうね。
子供のいない私達夫婦には甥の反応が新鮮で、 静かに感動を覚えました。
そして、大人になってしまったことを、少しつまらなく思ったのでした。